今、伝わってほしい言葉

新型コロナウイルスが猛威を振るい、当たり前だった日常はもう当たり前ではなくなりました。

様々な混乱が続き、ふと冷静さを忘れがちな今、僕が学んでいる個人心理学の創始者ルフレッド・アドラーの言葉を知ってほしいと感じ、久しぶりの記事を書きました。

 

『判断に迷ったらより多くの人間に貢献出来る方を選べばいい。自分より仲間たち、仲間たちより社会全体。この判断基準で大きく間違えることはまずないだろう。』

 

急激な感染拡大、興行、外出の自粛要請、仕事のことすら今までのやり方ではなくなり始め、言葉のまま1時間先、半日後、1日後のことが予測出来ず、先の見えない不安に押しつぶされそうな状況です。

 

もう、誰も『私は絶対大丈夫』な状況ではありません。

若い人は免疫力が〜とか、重症化しにくい〜と言いながら、世界中で全年代の人が亡くなっています。

 

今日、明日予定していた外出は本当に必要な外出なのだろうか、今買おうとしている分は過剰な量ではないだろうか。

他の人がどうなろうが、自分だけの安心感のことしか考えず買い占めていないだろうか。

と、冷静さを持って是非考えてみてください。

 

例えば、この先1ヶ月で自分が働いて20万円のお給料が出たとします。

そこから経済が少しずつ回り出します。

今日、明日、本当なら予定を変えれば良いだけの外出の予定を変更して、家でゴロゴロしているだけで、その輪が5人になり、10人になります。

その輪は可視化出来ないから実感は湧かないかもしれません。

でも、事実です。

今日ゴロゴロしているだけで、計り知れない経済を生み出し、社会貢献になります。

 

必要な分だけの買い物をすることで、物流もより回りやすくなり、必要な人へ届きやすくなります。

 

自分だけの安心感より、仲間たちとの安心感。

仲間たちとの安心感より社会全体への貢献感。

 

もう、日本だけではなく、世界中が経済破綻状態で先行きのわからない闇の中のような状況です。

その闇にわずかにマッチやライター程度の灯りを灯すのは一人一人の小さな、そして簡単な行動です。

1円玉を100枚集めたら100円に、1000枚集めたら1000円になるように、たとえマッチやライター程度の小さな火でわずかな灯りでも、それを5人、10人、20人が行動に移せば少しずつ大きくなります。

 

『世界平和のために我々に出来ることはなんですか?』

『家に帰って家族を大切にしてください。』

マザーテレサが、質問に対する答えをこのように言いました。

 

家にいてゴロゴロしているだけで、大きな社会貢献に繋がる。

こんなことを考えたことは僕も初めてで、やはりそわそわします。

 

でも、自分の身を守ることが、知らないうちに他者の命を守る行動に繋がっているのは事実です。

 

どうか、日本、世界各国に安全と安心が、そして全ての人の日常が一日も早く元どおりになりますように。